水巡りの記

2017年2月2日~4日 伊勢神宮・花の窟神社お参り、高野山星供出仕、大神神社お参り

(図1・今回の行程(HOLUX ezTour for Loggerにて作図。))

今年も例年通り、毎年節分の日に行われる高野山の星供(星祭りとも呼ばれる)に出仕するため、Y女史と共に出かける。例年、星供の帰路に伊勢神宮にお参りに回ったり、あるいは大神神社にお参りに立ち寄ったりしてきたが、今年は、昨年12月12・13日に若狭から長滝白山神社を経由して伊勢神宮に白山の水を奉った流れを受けて、まず伊勢神宮に参拝、熊野・玉置神社を経て高野山入りし、帰路、三輪山の大神神社(おおみわじんじゃ)にお参りする計画を立てる。この「水巡り」のお参りは、いつもは京都から南下し左回りで巡ることが多かったのだが、今回は初めて伊勢から南下して熊野経由で高野山、続いて奈良に巡ってみることにする。

2月2日朝、京都を出発し名神・新名神・伊勢道を経由して伊勢神宮へ。外宮・内宮をお参りし、おはらい町にて昼食、再び伊勢道に乗り、紀勢道・国道42号を通り熊野灘沿いに南下し、三重県熊野市の花の窟神社に参拝、さらに南下して新宮市内にて宿泊。

翌2月3日朝に新宮市を出発、国道168号、169号を経て玉置山に登り山頂の玉置神社に参拝、北西側の折立方面に下りて国道168号を経て大塔から県道に入り高野山へ。高野山では奥之院参拝の後、師僧のお寺である別格本山大円院にて星供の法会に出仕する。

翌2月4日は朝は師僧と面談の後、まず、言わば高野山の守り神のお一人である立里荒神に参拝、その後、高野山の地主の神様である天野の丹生都比売神社に参拝する。その後、高野口から京奈和道に乗り、橿原市を経て三輪山の大神神社に参拝、帰京の途についた。

2017年2月2日の記

2017年2月3日の記

2017年2月4日の記

右旋と左旋の水巡り

(図2・昨年12月12・13日の行程と
今回の行程を重ねた地図)

昨年12月12・13日の行程と今回の行程を重ねてみると(図2)、私がこれまで巡っている「水の道」の全体図がよくわかる。ただ、このように全体を右回りで巡ったのはこの一連のお参りが初めてだった。今回はまたいつもとは違った出会いや新たな新鮮な感覚があった。白山から若狭、京都・奈良・熊野に水を降ろす左回りのコースと、白山から伊勢に水を送り、熊野、奈良、京都と水を巡らす右回りのコースと、それぞれに意義があるのであろう。右旋・左旋のそれぞれの意味についても考えながら、お参りを続けて行きたいと思った今回の巡拝であった。