水巡りの記

2017年9月4日 大神神社・龍穴神社お参り

今回の行程(HOLUX ezTour for Loggerにて作図)

今日は昨日授かった瓜割の水を三輪山にお供えに行く。

三輪山の後、龍穴神社の龍神さんにお供えに行くか、あるいは丹生川上神社中社も気になるが、行ってからの感覚で行程を決めることにする。

大神神社

昨夜は、お参りの記録を書き留めたりその他の雑務のためほとんど眠れないまま、朝7時10分ごろ京都を出発。時間帯がやや遅いせいか、奈良に向かう道のいつもよりやや手前から道が混んでいる。その上、城陽ICが新しくなって入口が変わり、しかもその目の前で多重衝突事故があって、京奈和道への入口を通り過ぎてしまう。回り道して引き返すも、事故渋滞に巻き込まれ、更に30分ほどロスする。

カーナビの渋滞考慮リルートに従い、国道24号から帯解を経て山沿いの国道169号へ。

9:30頃、大神神社大鳥居横の駐車場着。あまりの眠さに、そのまま30分ほど仮眠する。

(写真をクリックすると大きなサイズで表示します。)

ちょっとさっぱりしたところで、一の鳥居から参道を進む。一の鳥居付近はほとんど人影はない。今は多くの参拝客は車で大鳥居をくぐって二の鳥居近くまで行くか、電車なら三輪駅から二の鳥居に向かうのだろうが、この一の鳥居からの道が古くからの参道なのだろう。


まず大神教本院、通称下社からお参りする。拝殿に入ると、いつもながら、田舎の祖父母の家に帰ったような懐かしい感じがする。御神前に持参した瓜割のお水をお供えする。摂社のお稲荷さん・荒神さんにもお水をお供えする。


さらに参道を進む。


参道より三輪山を望む。


秋の大祭に向けてか、二の鳥居近くになると多量ののぼりが立っている。


二の鳥居。


二の鳥居を入ると、木々に囲まれた参道は気持ちが良い。


新しくなった橋と祓戸さん。思ったよりお参りの人が多い。


拝殿へ。


拝殿にお参り、お水をお供えする。向かって右手の巳さんにもお水をお供えする。巳さんは龍よりもツルツルぬるぬるしている。

狭井神社


続いて狭井神社に向かう。参道を進みながら、狭井神社と率川神社への友人F氏の病気平癒の御祈願、功徳があったなあとしみじみ思う。2016年5月22日及び2016年6月16日のお参りの項参照を参照されたし。) 病気の性質上、完全に平癒という訳にはいかないのだが、2度も命を拾い、劇的な回復を見せ、最終的に生活環境もまずは良いところに落ち着くことができた。

参道の途中、少彦名さんにもお参り、お水をお供えし、友人F氏の件の御礼を述べと、更なる御加護を祈る。


狭井神社鳥居。

さらに参道を進む。


狭井神社はいつもにも増して天に開いている。


お参りし、お水をお供えする。続いて裏手で御神水を頂く。爽やかなお水。

お参りの後境内のベンチしばらく休んで、だいぶ体力が回復する。


鳥居横の不思議な木?木の根?先端が撫でられている様子。

若宮社

続いて若宮社へ。


やはり観音堂。観音経を上げたいと思うも、経本を持ってきていなかった。不覚。代わって心経一巻。


帰路の参道横の猫。毛並みがきれい。


大鳥居横の綱越神社にお参り。順番が逆になってしまったが、古くからの参道の入り口にある祓戸の神様。通称「御祓(おんぱら)さん」と呼ばれているらしい。

三輪山は中学生時代から数えきれないくらいお参りしているが、このお社にお参りするのは初めて。一の鳥居からお参りするのも今回が2回目だが、こちらからお参りする方が納まりが良いというか落ち着く気がする。

三輪山へのお参りを終え、次はどこへ向かおうかと考え、龍穴神社に向かうことにする。まずはその前に昼食を。昼食は恒例の讃岐製麺橿原店。続いてここも恒例の、地場の産物の直売所まほろばキッチンに立ち寄る。一通り見て回る。特に買い物はしなかったが、地の物を見て回るのも、お参りの楽しみの一つである。

龍穴神社

龍穴神社に向かう。途中、以前たまたまラジオで聴いた酒蔵カフェのことを思い出し、場所を調べる。宇陀市ということだけ覚えていたが、お参りでも良く立ち寄る大宇陀の道の駅のすぐ近くの久保本家酒造内にあるようだ。桜井から龍穴神社への道筋からは外れるので、帰りに立ち寄ることにする。


龍穴神社の奥、「吉祥龍穴」へ。


流れる水は少なめ。


記憶よりも「龍穴」は広く開いている。もっと隙間のような穴だったような気がしていた。お水をお供えし心経一巻。

帰路

帰路、大宇陀の酒蔵カフェへ。行ってみると、酒蔵カフェは月火は定休日とのこと。道の駅大宇陀に移動し、直売所で空芯菜などを買い、店内を見て回る。大宇陀地区の案内などを改めて見て、これまで行ったことのなかった旧街道沿いの古い町並みを見に行くことにする。

大宇陀は、先ほどの酒蔵や「薬の館」など、古い町並みを残していることを初めて知る。この辺りは葛が名産らしく、また民間の薬草園を持つ旧家があったり、製薬会社の創始者を何人も輩出しているらしい。しかし今日はどこも酒蔵と同様定休日。また日を改めることにする。途中「葛の館」に寄り、同行のY女史は葛粉などを購入。

久しぶりに国道166号を経て桜井市内へ。以前は足繁く丹生川上神社に通い、この道を通っていた。最近は桜井から初瀬に抜ける新しい道ができ、また龍穴神社に向かうことが多くなったため166号はあまり通らなくなっていた。

今回のお参りは、昨日・今日とも養生のためのお参りだった。それにしても、寝不足の疲れが酷かった。今度は体調と生活リズムを整えてお参りしたい。お参りの時に限らず、日頃の生活リズムにはもっと気をつける必要がある。心も不活性化してしまう。