2016年5月22日 三輪山・龍穴神社・天河神社
本日、満月。
久しぶりに天河弁才天にお参りに行こうと思い立つ。大神神社・龍穴神社を経て、天河神社へ。
三輪山
いつのものように、大神神社・狭井神社お参りの後、若宮社お参り。
お参り中、正面奥の厨子の金色の金具が、まるでお堂の向こう側の林の木漏れ日が透けているように見えて、本気で、裏の戸が開いて格子状の窓から向こう側が見えているのかと思った。しかし、お参り終わって裏側に回ってみるとただの壁になっていて、本当にびっくりした。改めて正面から見てみると、向こう側の景色と思っていたものは厨子の金具だった。ある意味、「向こう側の世界」を見せられたのかも知れない。本当に、緑色の木漏れ日に見えたのだ。

帰りがけ、奈良市内の率川神社(いさがわじんじゃ)のゆりまつりのポスターを見つける。
率川神社の名は、つい先日、岡山県に住む友人からの手紙で初めて知ったが、その時はそういう神社があるのかという位に考えていたのだが、自分のなじみの場所でその名前を眼にして驚いた。
その友人は観音さんのご縁で親しくなり、しばしば手紙をやりとりしているのだが、6月には奈良の率川神社で三枝祭(ゆりまつり)があるので関西に来る予定、と聞いていて、そのついでに大阪ででも会いましょうかというやりとりをしていたところだった。しかし、彼は体調が思わしくないということで、関西行きは取りやめにしたいという手紙を、つい数日前に受け取っていたところだった。
改めてポスターをよく見てみると、率川神社は大神神社の摂社ということで、このことも当然今初めて知った。このタイミングでこれを見せられたので、これは行けなくなった友人の代わりにお参りに行かねばと思う。
龍穴神社
龍穴の龍さんにご挨拶する。谷間に龍穴とされる洞穴があるのだが、ここも、空が開いている。
天河神社
久しぶりの天河弁才天。しかし、日曜で人が多すぎ、落ち着いてお参りできない。いつもは平日にお参りに出ることが多いのだが、今回は日曜日に当たってしまった。お参りを済ませ、そそくさと帰ってきてしまう。
道々、道の駅などにも立ち寄るが、どこも人が多すぎる。休日は賑わっていることがわかってほっとした面もあるが、やはりお参りは平日に限る。
途中、丹生川上神社下社(奈良県吉野郡下市町長谷)に立ち寄る。ポニーのような神馬が馬場を歩いている。お参りの後、しばし馬を眺める。割と最近寄進されたらしい。2頭いる。お世話もなかなか大変だろう。