2025年(令和7年)年間行事
毎月18日 | 多羅菩薩縁日祈祷 |
毎月20日 | 十一面観音縁日祈祷 |
毎月28日 | 不動明王縁日祈祷 |
1月1日 | 修正会 |
2月2日(節分) | 星供(節分会) |
3月20日(春分の日) | 春期彼岸会 |
4月8日 | 仏生会(お花祭り) |
6月15日 | 弘法大師降誕会 |
8月16日 | 盂蘭盆会・施餓鬼会 |
9月23日(秋分の日) | 秋季彼岸会 |
12月8日 | 成道会 |
法会のお知らせ
これから厳修される法会についてのお知らせです。どなたでも自由にご参列頂けます。 各法会でのご祈願・ご供養も随時受け付けております。
当庵でのご祈願・ご供養についての詳細は 「ご祈願・ご供養」の項をご覧下さい。
不動明王縁日祈祷
日時 2025年4月28日(月)午前9時開白
場所 青蓮庵道場
内容 不動法ならびに理趣三昧法会 厳修
- 午前9時より 行法 開白の座
- 正午より 理趣三昧法会
- 午後3時より 行法 結願の座
- 随時ご参拝・ご祈願・ご供養承ります
結願報告
本日の不動明王縁日祈祷三座の修法、終了しました。
当庵不動明王の働きは、当庵への御遷座以来、よりはっきり顕われてきているように思われます。
不動結界を更に強化し、当庵並びに当庵施主各位各家の守護を祈りました。
本尊・多羅菩薩縁日祈祷
日時 2025年5月18日(日)午前9時開白
場所 青蓮庵道場
内容 多羅菩薩法ならびに理趣三昧法会 厳修
- 午前9時より 行法 開白の座
- 正午より 縁日法要
- 午後3時より 行法 結願の座
- ご参拝・ご祈願・ご供養、随時承ります
十一面観音縁日祈祷
日時 2025年5月19日(月)午後7時(逮夜参り)
場所 青蓮庵道場
内容 十一面観音法 厳修
不動明王縁日祈祷
日時 2025年5月28日(水)午前9時開白
場所 青蓮庵道場
内容 不動法ならびに理趣三昧法会 厳修
- 午前9時より 行法 開白の座
- 正午より 理趣三昧法会
- 午後3時より 行法 結願の座
- 随時ご参拝・ご祈願・ご供養承ります
2025年(令和7年)法会の記録
これまでに厳修した法会の記録です。十一面観音縁日祈祷
日時 2025年4月19日(土)午後7時(逮夜参り)
場所 青蓮庵道場
内容 十一面観音法 厳修(一座行法に変更となりました)
結願報告
十一面観音縁日祈祷 御逮夜参り、終了しました。
今回は諸般の事情により十一面観音法 一座行法を厳修となりました。
修法中、十一面観音が法界から導く本質の水によって濁世を洗い流すイメージが広がりました。
本質の水によって洗い流され、本質に目覚める。それが仏の道なのだろうと思います。
本尊・多羅菩薩縁日祈祷
日時 2025年4月18日(金)午前9時開白
場所 青蓮庵道場
内容 多羅菩薩法ならびに理趣三昧法会 厳修
- 午前9時より 行法 開白の座
- 正午より 縁日法要 厳修
- 午後3時より 行法 結願の座
- ご参拝・ご祈願・ご供養、随時承ります
結願報告
多羅菩薩縁日祈祷、結願致しました。
本日は篤信の施主様より本尊多羅菩薩に御献花を頂きました。
折しもそろそろ開白の座を始めようかという時に、
絶妙のタイミングで配達されました。
早速多羅菩薩の御宝前にお供えさせて頂きました。誠に有り難うございました。
一日の修法を通じて多羅菩薩を供養し、菩薩への報恩謝徳の祈念を捧げ、
菩薩の慈悲が法界(ほっかい;この世とあの世と仏の世界の全ての次元)
に遍満しますようにと祈念いたしました。
また併せて当庵施主各位各家の家内安全・身体健全・所願成就をご祈願いたしました。
いよいよ春らしい陽気となり、また御献花頂いたお花の華やかさも相まって、
冬が過ぎていよいよ様々な生き物たちの活動が始動するような活気を感じられる修法でした。
仏生会
期日 2025年4月8日(火) 午前9時開白
場所 青蓮庵道場
内容
- 午前9時より 多羅菩薩法 厳修
- 正午より 仏生会法要 厳修
- 午後3時より 不動法 厳修
4月8日は仏教の開祖釈尊(お釈迦様)のお誕生日に当ります。
釈尊のお誕生日の法会は「仏生会」あるいは「降誕会」「お花まつり」とも呼ばれ、
小さな子供のお姿の釈尊のお像に産湯に見立てた甘茶をかける風習から
「灌仏会」と呼ばれることもあります。
当庵では釈尊のお誕生日を祝して法要ならびに本尊・多羅菩薩と脇侍・不動明王を供養する
行法を厳修し、仏の道を示して下さった釈尊に感謝を捧げます。
当法会でのご祈願・ご供養を希望の方はメールあるいは電話・FAXにてお申し込み下さい。
お申込み先:
真言宗単立寺院 青蓮庵
電話/FAX: 075-432-8250
E-Mail: jikan★shoren-an.com
(★を@に置き換えて下さい)
ご祈願・ご供養の詳細については当庵ホームページ内
「ご祈願・ご供養」をご覧下さい。
結願報告
本日の京都は桜も満開となり春の穏やかな日よりでした。
当庵の前庭にも桜の花びらが降る中、法要と行法を通じてお釈迦様のお誕生日をお祝いしました。
本日は絶妙のタイミングでご供養・ご祈願をさせて頂くご縁にも恵まれました。
釈尊、ゴータマブッダが示した、物事の表層のみならず眼に見えない奥底にある本質を見据えようとする道、
宇宙の物質的次元のみならず全ての次元を含めた宇宙全体たる法界(ほっかい)に生きる道を、
これからも静かにしかし確実に進んで参りたいと思います。
不動明王縁日祈祷
日時 2025年3月28日(金)午前9時開白
場所 青蓮庵道場
内容 不動法ならびに理趣三昧法会 厳修
- 午前9時より 行法 開白の座
- 正午より 理趣三昧法会
- 午後3時より 行法 結願の座
- 随時ご参拝・ご祈願・ご供養承ります
結願報告
本日の不動明王縁日祈祷、行法と法要を通じて不動明王を供養し、厄災消除を祈念しました。
本日のお不動さんはいつもにも増して凜として力強く感じられました。
これからも変わらずこの「場」をお護り頂きたいと思います。
春季彼岸会
期日 2025年3月20日(春分の日)午前9時 開白
場所 青蓮庵道場
内容 多羅菩薩法、理趣三昧法会、ならびに不動法 厳修
- 午前9時より 多羅菩薩法
- 正午より 理趣三昧法会
- 午後3時より 不動法
「彼岸」とは「向こう岸」を意味し、仏の世界・本質の世界のことを指します。これに対し 私たちが普段生きている、ものごとの上辺に囚われた世俗の世界・「この世」の世界は 「此岸」(しがん)と呼ばれます。つまり、彼岸とは輪廻の海を超えた涅槃の世界でもあります。 仏の世界を目指す者は即ち彼岸を目指しており、本質の悟りを得て彼岸に至る事を「到彼岸」と言います。 出家者も在家者も仏の世界を目指す者は、それぞれの立場や与えられた役割を果たしながら日々 それぞれの修行を重ねる訳ですが、特に春と秋の年2回、 春分の日と秋分の日を挟んだ七日間行われる法会を「彼岸会」と呼びます。 昼と夜の両岸が等しくなるこの時期は彼岸から此岸に渡るに時分相応であり、 また太陽が真東から登り真西に沈むことは仏法の中道を表すものであり、 また寒さも暑さも和らぐこの時期は法会執行の好節でもあるとされます(法蔵館『密教大辞典』)。
当庵では彼岸の中日に当たる春分の日、本尊多羅菩薩及び十一面観音の修法並びに理趣三昧法会を厳修し、
故人の追福菩提と法界衆生の息災延命・滅罪生善を祈念します。
当法会にてご供養・ご祈願を希望される方は当庵までお申込みください。
ご故人のご供養に当たっては経木の塔婆を建立した塔婆供養を行い、
ご祈願の方にはご希望に応じて紙製或いは木製の御祈祷札を授与致します。
ご供養・ご祈願は遠隔でも承りますが、
当日ご参列を希望される方も予め当庵までご一報頂ければ幸いです。
お申込み先:
真言宗単立寺院 青蓮庵
電話/FAX: 075-432-8250
E-Mail: jikan★shoren-an.com
(★を@に置き換えて下さい)
ご祈願・ご供養の詳細については当庵ホームページ内
「ご祈願・ご供養」をご覧下さい。
結願報告
昼と夜の長さが釣り合い陰と陽がせめぎ合う春分の日の今日、
午前中の多羅菩薩の行法、正午からの彼岸会法要、午後からの不動明王の行法の三箇座の修法を通じて彼岸と此岸を繋ぎ、
本尊御宝前に当会施主様ご依頼の各聖霊ならびに当庵施主各家先祖代々聖霊の塔婆を建立し、
各聖霊の追福菩提をご祈念致しました。
本尊多羅菩薩はこの世・あの世を問わず常に衆生に慈悲の眼を巡らし、不動明王は常に魔物・魔境から私たちを護って
下さっていることと思います。
また本日はたまたま大阪方面より3名様に初めて当庵にご参拝頂きました。
多羅菩薩様のご縁による新たな出会いに感謝を捧げたいと思います。
十一面観音縁日祈祷
日時 2025年3月19日(水)午後7時開白(逮夜参り)
場所 青蓮庵道場
内容 十一面観音法 厳修
- 午後7時より 行法 開白の座
- 午後9時より 行法 第二座
- 午後11時より 行法 結願の座
結願報告
本日の十一面観音縁日祈祷、十一面観音を供養する行法 三箇座、終了しました。
当庵には十一面観音のいわゆる「お像」はありませんが、
庵主とのご縁から霊峰白山の本地仏である十一面観音を勧請し、
また遠く白山を遥拝しながら修法しております。
修法の中で三昧(さんまい; 瞑想の状態)に入っていくと、まるでプールの水の中に沈んでいるような
静かな状態に入り、その中で様々な観想(かんそう)を展開します。
本日の行法では特に宇宙の生々流転を観ずる展開となりましたが、
密教において示されている諸法本不生(しょほうほんぷしょう; 存在は本より生じることもなく滅することもない)
ということを見据えようとするも、なかなかいそこまでは及びません。
行中においては、当会本尊 十一面観音に対し、
真如の世界を見極めることを阻む私たちの妄念を洗い流したまえと祈念致しました。
また、当庵の他の縁日祈祷とは対照的に十一面観音縁日祈祷は夜間に厳修しておりますが、
昼の行法はアセンディング、上昇的な気の流れ・意識の流れが基調となるのに対し、
夜の行法はディセンディング、下降的な気の流れ・意識の流れになるような気が改めてしました。
先日結願を迎えた、同じく十一面観音を供養する奈良の東大寺・二月堂の修二会も
夜間の修法がその多くを占めますが、
それも敢えて夜間に修法することにより仏の世界に深く沈潜して行くことを狙っているのかも知れません。
本尊・多羅菩薩縁日祈祷
日時 2025年3月18日(火)午前9時開白
場所 青蓮庵道場
内容 多羅菩薩法ならびに理趣三昧法会 厳修
- 午前9時より 行法 開白の座
- 正午より 縁日法要 厳修
- 午後1時より 行法 結願の座
- ご参拝・ご祈願・ご供養、随時承ります
当日経過報告
また修法の中の瞑想では、「私たちが普段当たり前に外界に存在していると思い込んでいる 空間や時間は、あくまでも私たちが世界を認識するための一つの概念、一つのアナロジーに過ぎず、 それが外部に実在しているわけではない」ということを改めて実感させられました。 そういう意味では、物理学は外的世界・外的宇宙の法則や性質を明らかにしているのではなく、 あくまでも私たちの世界の「認識の仕方」の法則や性質を示すものなのかも知れません。 このことは、密教の修法が目指す空性(くうしょう)の理解のために大切な要素ではないかと思われます。
一座一座の修法を重ねながら、仮の概念によらない宇宙の認識に向けて少しずつでも進んで行きたいものです。
不動明王縁日祈祷
日時 2025年2月28日(金)午前9時開白
場所 青蓮庵道場
内容 不動法ならびに理趣三昧法会 厳修
- 午前9時より 行法 開白の座
- 正午より 理趣三昧法会
- 午後3時より 行法 結願の座
- 随時ご参拝・ご祈願・ご供養承ります
結願報告
本日の不動明王縁日祈祷、結願しました。行法ならびに法要の三箇座の修法を通じ不動明王をご供養致しました。
お不動さんは、修法を経る毎にその凜としたお姿が更に冴えて来ていらっしゃっているような気が致します。
また本日は遙々岐阜県よりご夫妻でご参列頂きました。当会本尊・不動明王ならびに当庵本尊・
多羅菩薩の御宝前にて、仏と魂に関わる多岐にわたる対話をさせて頂きました。ご参拝、誠に有り難うございました。
十一面観音縁日祈祷
日時 2025年2月19日(水)午後7時開白(逮夜参り)
場所 青蓮庵道場
内容 十一面観音法 厳修
- 午後7時より 行法 開白の座
- 午後9時より 行法 第二座
- 午後11時より 行法 結願の座
結願報告
20日午前0時過ぎ、十一面観音縁日祈祷逮夜参り終了しました。
白山本地の十一面観音を勧請し、行法三箇座の修法を通じて十一面観音を供養し、
除病・息災延命そして厄災消除の祈願を捧げました。
18日の本尊縁日祈祷の昼間の修法に続いて19日の夜間の修法、
昼間と夜間の修法の対比がやはり面白いです。
夜間は鳴り物などの音も控えめにし密やかに修法しますが、
周囲の静謐さも相まって昼間とはまた違った深い次元へと入って行くことができます。
十一面観音は水を司る観音様でもあり、仏の世界の水によって世界を浄めます。
本日の修法でも仏の水を法界に巡らし浄化を祈りました。
本尊・多羅菩薩縁日祈祷
日時 2025年2月18日(火)午前9時開白
場所 青蓮庵道場
内容 多羅菩薩法ならびに理趣三昧法会 厳修
- 午前9時より 行法 開白の座
- 正午より 縁日法要
- 午後3時より 行法 結願の座
- 随時、ご参拝・ご祈願・ご供養承ります
結願報告
本日の多羅菩薩の御縁日、二座の行法と法要を通じて本尊多羅菩薩を供養し、
当庵施主各位並びに有無両縁一切衆生の福智円満と有無両縁一切霊等の追福菩提をお祈り致しました。
今回の行法では特に、かりそめの物の次元を越えた仏の次元を目指す道としての密教修法、
そのための場としての仏堂の在り方を、よりヴィヴィッドに垣間見ることができたのが印象的でした。
修法は日々重ねて行くものですが、その歩みの中で、時に一つ大きな段を上る瞬間があります。
今回はそうした一つあらたな段階に進みつつあることが感じられました。
また、そういう時には周囲との関係性も更新されてゆくということを改めて感じています。
たゆまず、進んで参りたいと思います。
星供(節分会)
日時 2024年2月2日(日) 午前9時開白
場所 青蓮庵道場
内容 星供如意輪観音法 三箇座厳修
- 午前9時より 開白の座
- 正午より 第二座
- 午後3時より 結願の座
- 随時ご参拝・ご祈願・ご供養承ります
節分と立春はいにしえの大晦日と正月に当ります。
伝統的な暦における新年を迎えるにあたり、星供を厳修し、
密教占星術において人びとの吉凶禍福を支配すると言われる北斗七星・九曜・十二宮・二十八宿の
各星宿を供養し、新たな一年の無病息災と増長福寿を祈ります。
星宿を供養するには北斗供・本命星供・属星供など様々な修法がありますが、
当庵では本尊・多羅菩薩は観音の変化身であり、また併せて如意輪観音を
勧請していることもあり、北斗七星を統べると言われる如意輪観音を窓口として
如意輪観音法を厳修し、併せて各星宿を供養致します。
星供の詳細は「星供について」をご覧下さい。
星供での御祈祷をご希望の方は、願主様の氏名・ふりがな・生年月日・住所
・連絡先(電話・E-Mail)を添えて当庵までお申し込み下さい。
生年月日を元に願主様一人ひとりの吉凶を支配する星(本命星・元辰星・当年星)を求め、
併せて各星宿を供養して願主様一人ひとりの無病息災と増長福寿を祈ります。
お申し込み・お問い合わせ先:
真言宗単立寺院 青蓮庵
電話/FAX: 075-432-8250
E-Mail: jikan★shoren-an.com
(★を@に置き換えて下さい)
結願報告
本日の節分会星供、無事結願致しました。三箇座の星供如意輪観音法を通じ、
施主様・願主様それぞれの本命星・元辰星・当年星の真言を誦じ、
また併せて妙見呪・七星九執十二宮神呪・二十八宿総呪を誦じて各星宿を供養し、
一年間の無病息災・増長福寿を祈念致しました。
星供如意輪法では普段唱え慣れない多数の星宿の真言を誦ずるため
通常の如意輪法に比べおもむきも変わり時間も長くかかるのですが、
普段とは違った宇宙旅行のような趣があります。
星供を終えると、本格的に新しい年を迎えた気が致します。
この修法が新たな一年に向けて物事の刷新を促進するものになるよう祈りたいと思います。
不動明王縁日祈祷
日時 2025年1月28日(火)午前9時開白
場所 青蓮庵道場
内容 不動法ならびに理趣三昧法会 厳修
- 午前9時より 行法 開白の座
- 正午より 理趣三昧法会
- 午後3時より 行法 結願の座
- 随時ご参拝・ご祈願・ご供養承ります
結願報告
本年最初の不動明王縁日祈祷 三箇座の修法、結願致しました。
お不動さんが当庵に遷座されて半年、拝むほどにそのお姿は凜として、
輪郭がはっきりしてきておられるように感じられます。
本日の三箇座の修法を通じて一年の息災をお祈り致しました。
十一面観音縁日祈祷
日時 2025年1月19日(日)午後9時開白(逮夜参り)
場所 青蓮庵道場
内容 十一面観音法 厳修
※スケジュールが下記の通り変更になりました。(1月18日追記)
- 午後8時より 行法 開白の座
- 午後10時より 行法 結願の座
結願報告
観想によって青空にそびえる白山を遥拝し、白山本地仏の十一面観音への供養を通じて、
施主様・行者並びに当庵仏堂の清浄と、諸病諸難の消除を祈りました。
やはり夜間の行法は深く沈潜していく瞑想に適しているように感じられます。
また、行法の中で、胸に月輪を思い浮かべこれを徐々に宇宙の際まで広げ、
宇宙と一体となる瞑想があるのですが、「宇宙と一体となる」というよりもむしろ、
「そもそも宇宙全体そのものであったことを思い出す」ことが行法の目指すところであり、
これが空性の理解にも直結するのでは亡いかと思われました。
引き続き毎月の十一面観音縁日祈祷では夜間の修法を重ねて参りたいと思います。
本尊・多羅菩薩縁日祈祷
日時 2025年1月18日(土)午前9時開白
場所 青蓮庵道場
内容 多羅菩薩法ならびに理趣三昧法会 厳修
※スケジュールが下記の通り変更になりました。(1月17日追記)
※法務の関係で再度スケジュールが変更となり、本日の御祈祷は正午からの理趣三昧法会となります。(1月18日追記)
結願報告
本日の多羅菩薩縁日祈祷・理趣三昧法会、終了いたしました。
本日の法会では改めて読経による三昧(瞑想状態)を深く味わいました。
また、当庵本尊の多羅菩薩図像を授かった故・ニチャンリンポチェとの約30年前の出会いの場面を思い出し、
リンポチェのお人柄を改めて思い、図像を改めてお浄めすると共に、密教行者としての初心を新たに致しました。
行法は密教の修法の基本ではありますが、読経・讃・真言読誦もまた仏の世界に入ってゆく三昧への
重要かつ基本的な道筋であることを本日は改めて気づかされました。
行法は何座も修法を重ね練行することも重要ですが、一方でともすれば義務化・形骸化してしまう危険もはらんでいます。
当面、月例の多羅菩薩縁日祈祷は理趣三昧法会をメインとし、時に応じて行法を加える形としたいと思います。
2025年(令和7年)修正会
日時 2025年1月1日(水)午前0時開白
場所 青蓮庵道場
内容 多羅菩薩法、理趣三昧法会、ならびに不動法 厳修
- 午前0時より 多羅菩薩法
- 正午より 理趣三昧法会
- 午後3時より 不動法
随時ご参拝いただけます。新年のご祈願・ご供養も承ります。 詳細はメールあるいは電話にてお問合せ下さい。
お問合せ先:
真言宗単立寺院 青蓮庵
電話/FAX: 075-432-8250
E-Mail: jikan★shoren-an.com (★を@に置き換えて下さい)
当日経過報告
- (午前2時分更新)明けましておめでとうございます。
修正会開白の座の行法、終了しました。本日の多羅菩薩さんは一際清かにおわしまし、 如来の風格をたたえています。 - (午後6時更新)本日の修正会、締めくくりとなる不動明王の行法、終了しました。
本日一日の修法を通じ、新たな一年の除災招福を祈念致しました。
今年は穏やかなお正月となりました。今年一年も密教僧としての精進を重ねて参りたいと思います。