2024年(令和6年)年間行事
毎月18日 | 多羅菩薩縁日祈祷 |
毎月20日 | 十一面観音縁日祈祷 |
毎月28日 | 不動明王縁日祈祷 |
1月1日 | 修正会 |
2月3日(節分) | 星供 |
3月20日(春分の日) | 春期彼岸会 |
4月8日 | 仏生会(お花祭り) |
6月15日 | 弘法大師降誕会 |
8月16日 | 盂蘭盆会・施餓鬼会 |
9月22日(秋分の日) | 秋季彼岸会 |
12月8日 | 成道会 |
2024年(令和6年)法会の記録
不動明王縁日祈祷
日時 2024年12月28日(土)午前9時開白
場所 青蓮庵道場
内容 不動法ならびに理趣三昧法会 厳修
- 午前9時より 行法 開白の座
- 正午より 理趣三昧法会
- 午後3時より 行法 結願の座
結願のご報告
本日は今年最後の縁日祈祷となりました。
当庵不動明王様は本年7月23日に越前・朝日観音福通寺様より御遷座頂いて以来、
当庵の守護尊として甚大なる力を発揮しておられます。
拝むほどにその色彩は鮮やかになり、眼は輝いて参ります。
庵主の意思や認識の範囲を超えてその働きを力強く巡らしておられるのを強く感じます。
本年最後の縁日祈祷に当たり、三箇座の修法を通じ一年の息災に感謝を捧げました。
十一面観音縁日祈祷
日時 2024年12月19日(金)午後9時開白(逮夜参り)
場所 青蓮庵道場
内容 十一面観音法 厳修
- 12月19日午後7時より 行法 開白の座
- 12月19日午後9時より 行法 第二座
- 12月20日午前0時より 行法 結願の座
結願のご報告
12月20日午前1時過ぎ、今月の十一面観音縁日祈祷逮夜参り結願致しました。
十一面観音供養法 三箇座を通じて、白山本地仏の十一面観音を勧請して所願成就を祈念致しました。
本日の修法では特に白山の眺めがありありと目に浮かび、
そのヴィジョンの中で白山本地の十一面観音を観想しながらの修法となりました。
やはり夜間の修法は外の雑音もなく深く瞑想に入るには最適なようです。
当面、十一面観音縁日祈祷は今回と同様縁日前夜に逮夜参りとして修して参りたいと思います。
本尊・多羅菩薩縁日祈祷
日時 2024年12月18日(水)午前9時開白
場所 青蓮庵道場
内容 多羅菩薩法ならびに理趣三昧法会 厳修
- 午前9時より 行法 開白の座
- 正午より 理趣三昧法会
- 午後3時より 行法 結願の座
結願のご報告
本日の多羅菩薩縁日祈祷、結願いたしました。
僧侶の役割はご葬儀やご法事など人前でのご供養や
また施主様や自らの願いを祈念するご祈願などがありますが、
それら以上に、仏を供養する行法(行法)が密教僧としての根幹であるということを
改めて実感する本日の修法でした。
成道会
期日 2024年12月8日(日)午前9時 開白
場所 青蓮庵道場
内容 多羅菩薩法、理趣三昧法会、ならびに不動法 厳修
- 午前9時より 多羅菩薩法
- 午後1時より 理趣三昧法会
- 午後3時より 不動法
当日は随時ご参拝いただけます。また当会でのご祈願・ご供養も承ります。 詳細はメールあるいは電話にてお問合せ下さい。
お問合せ先:
真言宗単立寺院 青蓮庵
電話/FAX: 075-432-8250
E-Mail: jikan★shoren-an.com (★を@に置き換えて下さい)
結願のご報告
本日の成道会、先ほど結願いたしました。
密教僧にとって解脱に向かうための方法の中心は密教の行法(ぎょうぼう)です。
行法の中で行者は本尊と一体となることを目指します。
「一体となる」というよりも「本来一体であったことをありありと思い出す」と言うべきかも知れません。
行者と衆生と仏とが本来不可分であり宇宙に遍満していることを明らかに「思い出すこと」を行法の中で
目指しています。
本日の成道会に当たり、まず午前中には当庵本尊・多羅菩薩の行法を修し、
正午からは釈尊の成道を祝すべく理趣経の読誦を中心とする理趣三昧法会を開筵し、
そして午後には当庵本尊・多羅菩薩の脇侍であり当庵の守護を司る不動明王の行法を修しました。
これらの1日の修法を通じ、解脱即ち「存在」の全体、不可分なる宇宙への「回帰」への決意を新たに致しました。
不動明王縁日祈祷
日時 2024年11月28日(木)午前9時開白
場所 青蓮庵道場
内容 不動法ならびに理趣三昧法会 厳修
- 午前9時より 行法 開白の座
- 正午より 理趣三昧法会
- 午後3時より 行法 結願の座
結願のご報告
本日の不動明王縁日祈祷 三箇座の修法、終了しました。
一日の修法を通じて不動明王を供養すると共に、昨日も能登で大きな地震がありましたし、
正月の地震から断続的に続く自然災害の終息を初め内外の息災を祈念致しました。
不動明王様に北陸・福井県の朝日観音福通寺様より当庵に御遷座頂いてはや四ヶ月、
まるで開庵当初からおられるように当庵仏堂に馴染んでおられます。
お不動さんがあの世とこの世でしっかり活動できるよう、ご供養を深めて参りたいと思います。
十一面観音縁日祈祷
日時 2024年11月19日(火)午後9時開白(急な法務により日程が変更になりました)
場所 青蓮庵道場
内容 十一面観音法ならびに理趣三昧法会 厳修
- 11月19日午後9時より 行法 開白の座
- 11月20日午後4時より 理趣三昧法会
- 11月20日午後8時より 行法 結願の座
結願のご報告
逮夜参りの行法に始まる三箇座の修法、終了しました。
今回は法務の関係で夜間の修法となったが、やはり夜の行法の方が深く沈潜しやすい様な気がする。
水の底に沈んでいるような感覚。昼と夜のいわゆる気の流れの違いも関係しているのだろうか。
東大寺二月堂で修される修二会の十一面悔過の行法も夜7時頃から夜半まで行われるが、
しばらく十一面観音縁日祈祷については夜間に修法してみようと思う。
本尊・多羅菩薩縁日祈祷
日時 2024年11月18日(月)午前9時開白
場所 青蓮庵道場
内容 多羅菩薩法ならびに理趣三昧法会 厳修
- 午前9時より 行法 開白の座
- 正午より 理趣三昧法会
- 午後3時より 行法 結願の座
結願のご報告
本日の京都は時折時雨れるあいにくの天気でしたが、朝の開白の行法は朝日を浴びながらの修法となり、
また昼からの法要ではお勤めが始まると雲間から陽が射す、穏やかで気持ちの良い修法でした。
得度から20年近くが経ち、以来日々修法を重ねて参りましたが、改めて本尊はじめ当庵の諸尊にお越し頂き
こうして修法を修すことができることを改めて有り難く感じると共に、
ここへ来て更に修法を深化させるために、今自分には教相(修法など密教の実技的・技術的な側面に対し、
密教の哲学的・理論的側面)の更なる研究が必要であるということを強く感じました。
さらに一段先の修法に進めるよう、日々の生活という土台も含め、
密教行者としての在り方をより洗練して行きたいと思う一日でした。
不動明王縁日祈祷
日時 2024年10月28日(月)午前9時開白
場所 青蓮庵道場
内容 不動法ならびに理趣三昧法会 厳修
- 午前9時より 行法 開白の座
- 正午より 理趣三昧法会
- 午後3時より 行法 結願の座
結願のご報告
本日の不動明王縁日祈祷、三箇座の修法終了しました。
白山(十一面観音・龍神)ゆかりのお寺より遷座されてきた不動明王像、
その後にもやはり龍が付き随っているという示唆を得て、当会本尊・不動明王と共に龍神を併せて供養致しました。
お像には顕われていませんが、お不動さんの後ろ、
頭上に龍が控えていると観じるとしっくりくるような気がします。
また、修する毎にお像の輪郭がよりはっきりとし、四季彩が鮮やかになるような気がします。
仏を供養することの意義を改めて確認させられるような気が致します。
十一面観音縁日祈祷
日時 2024年10月20日(日)午前9時開白
場所 青蓮庵道場
内容 十一面観音法ならびに理趣三昧法会 厳修
- 午前9時より 行法 開白の座
- 正午より 理趣三昧法会
- 午後3時より 行法 結願の座
当日経過報告
- (午後1時15分更新)午前中の開白の行法、ならびに正午からの法要、終了しました。
昨日の雨模様とは打って変わって本日は秋晴れの空です。
法要終わったタイミングで通りがかりのご一行3名様様にご参拝頂きました。 ようこそお参り下さいました。またいつでもお立ち寄りください! - (午後4時30分更新)午後からの結願の行法、終了致しました。
本日の縁日祈祷、三箇座の修法を通じて十一面観音を供養し、除災与福をお祈りしました。
本日は午前・午後ともご参拝の方が来られ、賑やかな縁日となりました。 また、十一面観音、特に白山の十一面観音においては、 龍神が仏と人を繋ぎ人と人とを繋ぐメッセンジャー役を果たしているということを改めて強く感じました。 僧侶もまた、人々を仏と繋ぐ媒介役を果たしていくことができれば幸いです。
本尊・多羅菩薩縁日祈祷
日時 2024年10月18日(金)午前9時開白
場所 青蓮庵道場
内容 多羅菩薩法ならびに理趣三昧法会 厳修
- 午前9時より 行法 開白の座
- 正午より 理趣三昧法会
- 午後3時より 行法 結願の座
結願のご報告
本日の多羅菩薩縁日祈祷、結願致しました。
三箇座の修法を通じて多羅菩薩を供養し、衆生の抜苦与楽と福徳円満を祈念しました。
本日の多羅さんはなんだか恰幅が良いように感じられました。
三座目の結願行法では比較的深い三昧に入ることができました。
行者・本尊・衆生が遍法界にして不二なること、薫習して参りたいと思います。
不動明王縁日祈祷
日時 2024年9月28日(土)午前9時開白
場所 青蓮庵道場
内容 不動法ならびに理趣三昧法会 厳修
- 午前9時より 行法 開白の座
- 正午より 理趣三昧法会
- 午後3時より 行法 結願の座
当日経過報告
- (午前11時55分更新)開白の座の行法、終了しました。
- (午後0時45分更新)理趣三昧法会による縁日法要、終了しました。
- (午後6時更新)結願の行法、終了しました。
本日の三箇座の修法を通じ不動明王を供養し、息災と守護を祈りました。
お不動さんを当庵にお迎えして2ヶ月、もはやお不動さん無しの青蓮庵は考えられません。 これからも共に進んで参りたいと思います。
秋季彼岸会
期日 2024年9月22日(日・秋分の日)午前9時 開白
場所 青蓮庵道場
内容 多羅菩薩法、理趣三昧法会、ならびに十一面観音法 厳修
- 午前9時より 多羅菩薩法
- 正午より 理趣三昧法会
- 午後3時より 不動法(十一面観音法より変更)
「彼岸」とは「向こう岸」を意味し、仏の世界・本質の世界のことを指します。これに対し 私たちが普段生きている、ものごとの上辺に囚われた世俗の世界・「この世」の世界は 「此岸」(しがん)と呼ばれます。つまり、彼岸とは輪廻の海を超えた涅槃の世界でもあります。 仏の世界を目指す者は即ち彼岸を目指しており、本質の悟りを得て彼岸に至る事を「到彼岸」と言います。 出家者も在家者も仏の世界を目指す者は、それぞれの立場や与えられた役割を果たしながら日々 それぞれの修行を重ねる訳ですが、特に春と秋の年2回、 春分の日と秋分の日を挟んだ七日間行われる法会を「彼岸会」と呼びます。 昼と夜の両岸が等しくなるこの時期は彼岸から此岸に渡るに時分相応であり、 また太陽が真東から登り真西に沈むことは仏法の中道を表すものであり、 また寒さも暑さも和らぐこの時期は法会執行の好節でもあるとされます(法蔵館『密教大辞典』)。
当庵では彼岸の中日に当たる秋分の日、本尊多羅菩薩及び不動明王の修法、並びに理趣三昧法会を厳修し、
故人の追福菩提と法界衆生の息災延命・滅罪生善を祈念します。
当法会にてご供養・ご祈願を希望される方は当庵までお申込みください。
ご故人のご供養に当たっては経木の塔婆を建立した塔婆供養を行い、
ご祈願の方にはご希望に応じて紙製或いは木製の御祈祷札を授与致します。
ご参列を希望される方も予め当庵までご一報下さい。
なおご供養・ご祈願は遠隔でも承ります。当庵までご相談ください。
お申込み先:
真言宗単立寺院 青蓮庵
電話/FAX: 075-432-8250
E-Mail: jikan★shoren-an.com
(★を@に置き換えて下さい)
ご祈願・ご供養の詳細については当庵ホームページ内
「ご祈願・ご供養」をご覧下さい。
当日経過報告
- (午前10時30分更新)本日は本尊・多羅菩薩の御宝前に諸聖霊の経木塔婆をお祀りしております。
まずは開白の行法、多羅菩薩法が終了しました。
本日の多羅さんはいつもにも増して清楚・端正ないでたちに見えます。 またいつもにも増して「開いている」ように感じられます。 - (午後12時45分更新)平座理趣三昧による彼岸会法要、終了しました。
各々聖霊の戒名を読み上げ追福菩提を祈りました。
また併せて三界六道有無両縁一切霊等の追福菩提を祈りました。
本日は朝から秋雨の降るあいにくの天気ですが、法要終わって空が明るくなって参りました。 - (午後4時30分更新)結願の行法、不動明王を供養する不動法、終了しました。
本日の三箇座の修法、即ち多羅菩薩を供養する多羅法を通じて過去聖霊の済度(救済・悟り)を祈り、 理趣経読誦を中心とする理趣三昧法会の法要によって抜苦与楽・悟りの智慧を祈り、 不動法によって過去聖霊の魔物や悪趣からの守護を祈りました。
彼岸の中日を迎え、ようやく京都にも秋の風が吹き始めたようです。 まさに一つの季節から次の季節への切り替わりの時であり、此岸と彼岸、 盲目と智慧との境界を越えようとするに相応しい日でありました。
十一面観音縁日祈祷
日時 2024年9月19日(木)午前9時開白
(2024.9.15追記:日程が変更になりました。
法務の都合により、今月は逮夜参り(前日参り)となります。)
場所 青蓮庵道場
内容 十一面観音法ならびに理趣三昧法会 厳修
- 午前9時より 行法 開白の座
- 正午より 理趣三昧法会
- 午後3時より 行法 結願の座
当日経過報告
- (午前10時30分更新)開白の座の行法、終了しました。
- (午後1時更新)理趣三昧法会、終了しました。
- (午後5時50分更新)結願の座の行法、終了しました。
当庵では白山の本地仏の十一面観音を勧請して供養しておりますが、 特に今回は青空にそびえる白山の姿をありありと思い浮かべながら修法致しました。 本日の三箇座の修法を通じ、滅罪生善・当病平癒を祈念致しました。
本尊・多羅菩薩縁日祈祷
日時 2024年9月18日(水)午前9時開白
場所 青蓮庵道場
内容 多羅菩薩法ならびに理趣三昧法会 厳修
- 午前9時より 行法 開白の座
- 正午より 理趣三昧法会
- 午後3時より 行法 結願の座
当日経過報告
- (午前11時15分更新)開白の座の行法、終了しました。
- (午後1時更新)理趣三昧縁日法要終了しました。 本日の京都は変わらず厳しい残暑ですが、仏堂には明るい光が射しています。
- (午後5時更新)結願の座の行法、終了しました。
本日の多羅菩薩縁日祈祷・三箇座の修法を通じ、本尊多羅菩薩を供養し、
一切衆生・有無両縁一切霊等のの抜苦与楽・福徳円満・悉地成就を祈念致しました。
また、本日の結願の座では束の間比較的深い三昧に入ることができ、 一瞬ではありますが自身三密遍満法界の境界の片鱗を味わうことができました。 この一瞬が行法の醍醐味です。その知見を少しでも日々の法務に還元することができれば幸いです。
菊理媛命(白山妙理権現)尊像 開眼供養法会
日時 2024年9月9日(月)午後2時頃より
場所 青蓮庵道場
内容 菊理媛命(白山妙理権現)尊像 開眼供養
この度ご縁あって西川麻子・増田恵殿・岩井友美殿より
菊理媛命(白山妙理権現)の尊像を御寄進頂きました。
つきましては、当尊像の開眼供養法会を執り行います。
当庵仏堂のスペースの関係上参列者の定員が限られますので、
ご参列ご希望の方は予め当庵までお問い合わせ下さい。
法会終了の御報告
寄進主様方はじめ4名様ご参列のもと、開眼供養法会滞りなく終了しました。
伊弉諾・伊弉冉両神の間を取り持ち、また龍を化身とし十一面観音を本地仏とする白山妙理権現として、
和合結縁・滅罪生善・除災与福の御神徳を以て一切衆生の福徳円満ならんことを祈念致しました。
<開眼供養の祭壇>
<西川麻子氏筆・菊理媛命>
<青蓮庵・須弥壇全景>
<青蓮庵・明神壇>
不動明王縁日祈祷
日時 2024年8月28日(水)午前9時開白
場所 青蓮庵道場
内容 不動法ならびに理趣三昧法会 厳修
- 午前9時より 行法開白の座
- 正午より 理趣三昧法会
- 午後3時より 行法結願の座
行法結願の御報告
本日の不動明王縁日祈祷、結願致しました。
今回は先月23日に当庵に不動明王様をお迎えして初めての縁日祈祷となりました。
本日一日の修法を通じて不動明王様をご供養し、当庵にいらして頂いた感謝を捧げ、
除災与福を祈念致しました。
十一面観音縁日祈祷
日時 2024年8月20日(火)午前9時開白
場所 青蓮庵道場
内容 十一面観音法ならびに理趣三昧法会 厳修
- 午前9時より 行法開白の座
- 正午より 理趣三昧法会
- 午後3時より 行法結願の座
当日経過報告
- (午前10時更新)開白の座の行法、終了しました。本日の京都は昨日より久しぶりの雨模様ですが、 行法中、明るく陽が射してきました。
- (午後3時20分更新)正午からの縁日法要、終了しました。
本日の法要は「不純物のない」「純粋な」仏のお水を汲むようなお経となりました。
とても有り難いことです。
さて、先ほど当庵に急な通夜のご依頼が入ってしまいました。 結願の行法はこの法務より戻り次第厳修致します。 - (24時30分更新)上記法務より戻り、十一面観音棒 結願の座 厳修致しました。
この急なお通夜のお仕事も、行ってみると十一面観音から命じられたような内容のお仕事でした。
十一面観音の差配で、言わば本日一日の修法の一巻として急遽お通夜のお仕事も組み込まれたように 思われました。
本日一日の修法を通じ、十一面観音を供養し、願主様の祈念をお伝えし、 そしてまたその慈悲と浄化の力が、この世とあの世に遍満するようお祈り申し上げました。
本尊・多羅菩薩縁日祈祷
日時 2024年8月17日(土)午後3時開白
(日程が変更になりました。(8/16追記))場所 青蓮庵道場
内容 多羅菩薩法ならびに理趣三昧法会 厳修
- 8月17日午後3時より 逮夜参りの行法・多羅菩薩法 開白の座
- 8月17日午後6時より 逮夜参りの行法・多羅菩薩法 第二座
- 8月18日午前9時より 理趣三昧法会
当日経過報告
- (8月17日午後7時15更新) 多羅菩薩縁日祈祷 逮夜参り、二箇座の行法終了しました。
今回は東京都内在住の篤信の施主様よりお花のお供えをお送り頂きました。 当庵の多羅菩薩様はお花がお好きで、殊の外お喜びのご様子です。
本日の二座の行法を通じて多羅菩薩様をご供養し、 多羅菩薩の慈悲がこの世とあの世の全ての次元に遍満しますようにと祈念致しました。 また当会願主様のご祈願をお伝えしました。
明日縁日当日は午前9時より縁日法要を執り行います。
- (8月18日午前9時45分更新) 多羅菩薩縁日祈祷、締めくくりとして本日午前9時より 多羅菩薩縁日法要を厳修しました。本日の多羅菩薩様はいつもにも増して晴れやかなお顔に見えます。 昨日の逮夜参りから本日の法要までの三箇座の修法を通じ、多羅菩薩の慈悲の遍満と人々の抜苦与楽、 所願成就を祈念致しました。
盂蘭盆会ならびに施餓鬼会
日時 2024年8月16日(金)午前9時 開白、正午より法要
場所 青蓮庵道場
内容 理趣三昧法会ならびに施餓鬼会厳修
- 午前9時より 盂蘭盆会開白・本尊 多羅菩薩法
- 正午より 盂蘭盆会 理趣三昧法会
- (理趣三昧法会に引き続き) 施餓鬼会
- 午後3時より 不動法
<お盆の由来>
盂蘭盆会、いわゆる「お盆」の由来は『盂蘭盆経』にあると言われています。
このお経(仏の教えを伝える物語)によると、釈尊(お釈迦様)の十大弟子の一人で
神通第一と言われた目連(もくれん)尊者が、その神通力により亡くなった自分の母親の様子を
見てみると、母親は餓鬼道に堕ちて苦しんでいるのを発見しました。
そこで水や食べ物を母親に送るものの、餓鬼世界のことゆえそれらは母親の口に入る前に全て炎となり
母親の飢餓を癒やすことができませんでした。困り果てた目連尊者が釈尊に相談したところ、
折しも「夏安居」(げあんご; 普段は各地を移動しながら遊行している比丘・比丘尼
(釈尊について出家した男女の仏弟子)たちが、雨期に当たる3ヶ月間は一か所に定住し、
日頃自分たちがどうしても犯してしまう罪障(ざいしょう)の懺悔(さんげ)のために修行に専念する)
の時期であり、夏安居の最終日に当たる7月15日に、釈尊と修行の仲間である比丘・比丘尼たちに
食べ物などの施しを行えば、その一端は母親の口に届くであろうと言われました。
そこで目連尊者はその教えを実行したところ、比丘・比丘尼たちは大いに喜び、
また母親も餓鬼道から救われたということです。
この故事から、ご先祖や亡くなられた方々の供養の為に精霊棚を作りお供えをし、
棚経(たなぎょう)とも呼ばれるお経を上げる「お盆」の習慣が始まったと言われています。
<青蓮庵の盂蘭盆会・施餓鬼会>
お盆の時期は地方により新暦の7月13日から16日あるいは旧暦7月に当たる8月とされますが、
当庵では、旧暦7月の「送り盆」に当る8月16日の正午より、本尊多羅菩薩の御宝前にて
理趣三昧法会を厳修し、先亡の諸精霊の救済を祈ります。
(なお京都市内ではこの日の夜に「五山の送り火」が焚かれます。)
また盂蘭盆会法要に引き続き、親族や縁者にかえりみられない全ての精霊(しょうりょう)や
人間以外の全ての生き物も含め、全ての精霊のご供養のために、施餓鬼会を厳修致します。
当庵盂蘭盆会法要にてご故人・ご先祖様のご供養をご希望される方は、
- 願主様のお名前・ご住所・電話番号
- 御故人の御戒名(あるいは御法名)・俗名・没年月日・享年・願主様との続柄 (分かる範囲・差し支えのない範囲で構いません)
- 「○○家先祖代々過去精霊」でのお申し込みも承ります
お申し込み先:
真言宗単立寺院 青蓮庵
電話/FAX: 075-432-8250
E-Mail: jikan★shoren-an.com
(★を@に置き換えて下さい)
当日経過報告
- (午前10時35更新) 本日の盂蘭盆会・施餓鬼会、本尊・多羅菩薩法の行法より開白致しました。
- (午後1時10分更新) 正午より理趣三昧法会、引き続き施餓鬼会を厳修しました。
両法会を通じ、当庵施主各家先祖代々過去聖霊追福菩提と、 有無両縁一切霊等皆成仏道を祈念致しました。 - (午後4時30分更新) 本日の盂蘭盆会・施餓鬼会、結願の座の行法、
不動法(不動明王供養法)終了しました。
本日の三箇座の修法を通じ、当庵施主各家先祖代々過去聖霊、ならびに有無両縁一切霊等 つまりご縁の有無にかかわらず一切の聖霊等の追福菩提をお祈りしました。
本日は京都では大がかりな送り火である五山の送り火が行われます。 お盆と言えば御先祖様がこの世に里帰りされる時と考えられていますが、 じつはお盆に限らず亡くなった方の魂はいつでも生きている私たちのすぐ近くに戻ってくることが できます。亡くなった肉親の魂も、その方を懐かしく思い出すだけでも、 すぐ近くに帰ってくることができます。
この世の世界と仏の世界とはすぐ隣り合わせなのですが、私たちは普段この世の世界、 モノの世界だけを見ることに慣れてしまっていて、すぐ近くにある(というか物理的距離に制約されない) 仏の世界を認識することができなくなっています。けれども、肉眼ではなく自分の魂の眼で世界を観れば、 仏の世界も観ることができるはずです。この仏の眼からはこの世とあの世の別なく、 物質的次元のみならず全ての次元を含んだ宇宙を観ることができます。 この仏の眼を得るために、仏陀はじめ僧侶たちは修行を重ねてきました。 宇宙全体としての法界(ほっかい)を観る眼を養うこと、それが僧侶の本分なのだろうと思います。 それがあって初めて、或はそれを目指しているが故に、真のご供養もできるのだろうと思います。
そうしたことを考える今年の盂蘭盆会でした。当庵仏堂での修法のみならず、 今年も沢山の施主様のお宅にお邪魔し、棚経を上げさせていただきました。 少しでもあの世とこの世を繋ぐ架け橋になれたのであれば幸いです。
不動明王開眼供養法会
日時 2024年7月23日(火)午後1時半頃より
場所 青蓮庵道場
内容 不動明王立像 開眼供養
この度ご縁あって福井県越前町の朝日山福通寺様より不動明王像を当庵にお迎えすることとなりました。
御遷座にあたり、福通寺住職藤川師を導師に迎え不動明王 開眼供養法会を執り行います。
なお当庵仏堂のスペースの関係上参列者の定員が限られますので、
ご参列ご希望の方は予め当庵までお問い合わせ下さい。
法会終了の御報告
本日の不動明王開眼供養法会、無事に終了致しました。
仏法の守り神であると共に行者の守護でもあるお不動さんを当庵に迎え、
私も密教行者としてまた新たな歩みを進めることになったということを痛感しております。
これまでは本尊多羅菩薩と共に二人三脚で進んで参りましたが、
これからは多羅さんとお不動さんと三人四脚で、密教行者の道を進んで参りたいと思います。
また、当庵ならびに行者を守護するのみならず、
この大聖不動明王の威光が世間の一切の魔を降伏し、一切衆生の正覚円満ならんことを祈念致します。
十一面観音縁日祈祷
日時 2024年7月20日(土)午前8時開白(7/16追記:急な法務により下記の通り時間が変更となります。)
場所 青蓮庵道場
内容 十一面観音法ならびに理趣三昧法会 厳修
- 午前8時より 行法開白の座
- 午前10時より 行法第二座
- 正午より 理趣三昧法会
行法結願の御報告
本日はいつもよりタイトなスケジュールとなりましたが、
その分修法にはコンパクトに集中して臨むことができました。
密教僧の本分は修法であり、修法を通じて仏の功徳と行者の功徳と衆生の功徳とを繋いで行くことだということを
改めて実感致しました。
この後は法務のため、十一面観音を本地仏とする白山のお膝元である福井県内に向かいます。
座を変えてより間近から白山の十一面観音を拝みたいと思います。
多羅菩薩縁日祈祷
日時 2024年7月18日(木)午前9時開白
場所 青蓮庵道場
内容 多羅菩薩法ならびに理趣三昧法会 厳修
- 午前9時より 開白の座
- 正午より 理趣三昧法会
- 午後3時より 結願の座
行法結願の御報告
本日の京都は梅雨明けかと思われるような晴天となりました。
当庵では常日頃本尊多羅菩薩様の元お勤めをしておりますが、
本日御縁日の多羅菩薩様はとりわけ華やかなお姿に見えました。
当庵の前庭・参道横に咲く熱帯睡蓮の青い花は多羅菩薩の持物(じもつ)でありシンボルなのですが、
その瑞々しい姿と多羅菩薩がはっきりと重なって見えました。
この暑さの中、多羅菩薩様の爽やかで涼やかな慈悲がこの世・あの世の全てに広がってゆくことを
改めてお祈りしたいと思います。
十一面観音縁日祈祷
日時 2024年6月20日(木)午前9時開白
場所 青蓮庵道場
内容 十一面観音法ならびに理趣三昧法会 厳修
- 午前9時より 開白の座
- 正午より 理趣三昧法会
- 午後3時より 結願の座
行法結願の御報告
本日の十一面観音縁日祈祷 二座の行法と理趣三昧法会、結願致しました。
いつもながら毎月18日の多羅菩薩縁日祈祷の後、20日の十一面観音縁日祈祷を修していると、
多羅菩薩と十一面観音のエネルギーの質の違い・ベクトルの違いを改めて感じます。
多羅菩薩は温かく包み込んで下さるような感覚や周囲に慈悲の力が流れ出す感覚があるのですが、
十一面観音は垢穢(くえ)をさっぱりと洗い流して下さるような感覚や
仏の世界の慈悲がこの世にもたらされるような感覚があります。
言葉ではなかなか表しきれないのですが、いずれにしても私にとっては多羅菩薩と十一面観音とは
経糸と緯糸のように互いに相補的な存在なのかなと改めて思います。
多羅菩薩縁日祈祷
日時 2024年6月18日(火)午前9時開白
場所 青蓮庵道場
内容 多羅菩薩法ならびに理趣三昧法会 厳修
※ 各座の開始時間が下記の通り変更になりました(2024年6月17日追記)
- 午前7時より 行法 開白の座
- 午前9時より 行法 第二座
- 正午より 理趣三昧法会
行法結願の御報告
本日も若干名のご参拝のお客様をお迎えし多羅菩薩縁日祈祷執り行いました。
昨夜からの雨は昼前には上がり、空が明るくなりつつある中の法要となりました。
修法の「通り」も良く、多羅菩薩さんもすっきりと冴えておられました。
本日一日を通じて多羅菩薩を供養し、施主様の祈念・祈願をお伝えし、
多羅菩薩の慈悲がこの世と法界に巡るようお祈り申し上げました。
十一面観音縁日祈祷
日時 2024年5月20日(月)午前9時開白
場所 青蓮庵道場
内容 十一面観音法ならびに理趣三昧法会 厳修
- 午前9時より 開白の座
- 正午より 理趣三昧法会
- 午後3時より 結願の座
当日経過報告
- (午前10時15更新) 本日の十一面觀音縁日祈祷、行法開白の座終了しました。
本日の京都市内は昨夜の雨も上がり爽やかな青空が広がっています。 当庵に勧請している十一面さんが垂賜された白山に連なる青空だなぁと感じております。 - (午後0時50分更新) 正午からの理趣三昧法会、終了しました。
仏堂内には明るい陽の光が満ちています。いつも思うところですが、十一面観音さんには 多羅菩薩さんとはまた違った、洗い浄められるような爽やかさがあります。 (時には強烈すぎるシャワーだったりもしますが。) - (午後11時40分更新) 午後4時、十一面観音縁日祈祷 結願の座 終了しました。
本日一日の修法を通じて、十一面観音様に仏の次元の聖なる水・本質の世界の象徴たる水を この世に降ろし、洗い浄めて下さるよう祈念致しました。
多羅菩薩縁日祈祷
日時 2024年5月18日(土)午前9時開白
場所 青蓮庵道場
内容 多羅菩薩法ならびに理趣三昧法会 厳修
- 午前9時より 開白の座
- 正午より 理趣三昧法会
- 午後3時より 結願の座
行法結願の御報告
爽やかな晴天の中、本日は関東方面と大阪方面よりご参拝においで頂きました。
皆様真っ直ぐな心で多羅さん・仏さんと向かい合っておられて、
多羅さんもとてもお喜びでした。本日は遠方よりようこそお参り頂きました。
この地で多羅菩薩の場を開いて、これまでにも増して多羅さんに人々をお引き合わせする
機会が増えて参りました。ここが多羅菩薩と出遭える場、仏の世界・本質の世界と出遭える場となるよう、
修法を重ねて参りたいと思います。
十一面観音縁日祈祷
日時 2024年4月20日(土)午前9時開白
場所 青蓮庵道場
内容 十一面観音法ならびに理趣三昧法会 厳修
- 午前9時より 開白の座
- 正午より 理趣三昧法会
- 午後3時より 結願の座
行法結願の御報告
本日の縁日祈祷 修法三箇座、滞りなく終了しました。
本日も白山本地仏の十一面観音を勧請しご供養申し上げました。
十一面観音を通じ天の水・本質の水・慈悲の水を地上・この世に降ろし、
多羅菩薩を通じてその水をこの世に巡らす、そういう場を作って参りたいと思います。
多羅菩薩縁日祈祷
日時 2024年4月18日(木)午前9時開白
場所 青蓮庵道場
内容 多羅菩薩法ならびに理趣三昧法会 厳修
- 午前9時より 開白の座
- 正午より 理趣三昧法会
- 午後3時より 結願の座
行法結願の御報告
本日の法会、結願致しました。本日の多羅菩薩さんも真っ直ぐに微笑んでおられました。
当庵をこの地に移転して半年を過ぎ、少しずつ参拝の方もお越しになるようになって参りました。
真っ直ぐに生きておられる方にお参り頂くと、お堂もすっきり明るくなるように感じられます。
多羅菩薩さんはじめ神様や仏様は、真っ直ぐ真摯に生きておられる方が好きなのだなと改めて思います。
仏生会
期日 2024年4月8日(月) 午前9時開白
場所 青蓮庵道場
内容
- 午前9時より 多羅菩薩法 厳修
- 正午より 理趣三昧法会 厳修
- 午後3時より 十一面観音法 厳修
4月8日は仏教の開祖釈尊(お釈迦様)のお誕生日に当ります。
釈尊のお誕生日の法会は「仏生会」あるいは「降誕会」「お花まつり」とも呼ばれ、
小さな子供のお姿の釈尊のお像に産湯に見立てた甘茶をかける風習から
「灌仏会」と呼ばれることもあります。
当庵では釈尊のお誕生日を祝して理趣三昧法会ならびに本尊・多羅菩薩を供養する
多羅菩薩秘法供を厳修し、仏の道を示して下さった釈尊に感謝を捧げます。
当法会でのご祈願・ご供養を希望の方はメールあるいは電話・FAXにてお申し込み下さい。
お申込み先:
真言宗単立寺院 青蓮庵
電話/FAX: 075-432-8250
E-Mail: jikan★shoren-an.com
(★を@に置き換えて下さい)
ご祈願・ご供養の詳細については当庵ホームページ内
「ご祈願・ご供養」をご覧下さい。
結願の御報告
京都は桜が満開を迎えております。本日は時折雨が降るしっとりとした天気です。
本日の仏生会三箇座の修法を通じ、得難き人身を得、遇い難き仏教、密教に遭えた事に感謝を捧げ、
更なる精進を誓い、また当庵施主各位各家の先祖代々菩提、家内安全、身体健全、諸願成就、そして
一切衆生の抜苦与楽をお祈り致しました。
本質の世界を目指す歩みを、これからも進めて参りたいと思います。
春季彼岸会
期日 2024年3月20日(水・春分の日)午前9時 開白
場所 青蓮庵道場
内容 多羅菩薩法、理趣三昧法会、ならびに十一面観音法 厳修
- 午前9時より 多羅菩薩法
- 正午より 理趣三昧法会
- 午後3時より 十一面観音法
「彼岸」とは「向こう岸」を意味し、仏の世界・本質の世界のことを指します。これに対し 私たちが普段生きている、ものごとの上辺に囚われた世俗の世界・「この世」の世界は 「此岸」(しがん)と呼ばれます。つまり、彼岸とは輪廻の海を超えた涅槃の世界でもあります。 仏の世界を目指す者は即ち彼岸を目指しており、本質の悟りを得て彼岸に至る事を「到彼岸」と言います。 出家者も在家者も仏の世界を目指す者は、それぞれの立場や与えられた役割を果たしながら日々 それぞれの修行を重ねる訳ですが、特に春と秋の年2回、 春分の日と秋分の日を挟んだ七日間行われる法会を「彼岸会」と呼びます。 昼と夜の両岸が等しくなるこの時期は彼岸から此岸に渡るに時分相応であり、 また太陽が真東から登り真西に沈むことは仏法の中道を表すものであり、 また寒さも暑さも和らぐこの時期は法会執行の好節でもあるとされます(法蔵館『密教大辞典』)。
当庵では彼岸の中日に当たる春分の日、本尊多羅菩薩及び十一面観音の修法並びに理趣三昧法会を厳修し、
故人の追福菩提と法界衆生の息災延命・滅罪生善を祈念します。
当法会にてご供養・ご祈願を希望される方は当庵までお申込みください。
ご故人のご供養に当たっては経木の塔婆を建立した塔婆供養を行い、
ご祈願の方にはご希望に応じて紙製或いは木製の御祈祷札を授与致します。
ご供養・ご祈願は遠隔でも承りますが、
当日ご参列を希望される方も予め当庵までご一報頂ければ幸いです。
お申込み先:
真言宗単立寺院 青蓮庵
電話/FAX: 075-432-8250
E-Mail: jikan★shoren-an.com
(★を@に置き換えて下さい)
ご祈願・ご供養の詳細については当庵ホームページ内
「ご祈願・ご供養」をご覧下さい。
結願の御報告
本日の彼岸会、行法二箇座と法要、無事終了しました。
「彼岸」とは、「悟りの世界」「本質に目覚めた世界」であって、
単なる死後の「あの世」ではありません。したがって、「彼岸に到る」ことを願うということは、
決して亡くなった方の魂の安寧を祈るのみならず、生きている我々も亡くなった魂もいずれもが
本質の世界に到ることを願うということです。
本日一日の法会を通じ、当庵施主各家の先祖代々、能登半島地震物故者精霊、
そして有無両縁一切霊等の菩提を祈ると共に、この世での生死を問わず我々の魂の滅罪生善と
解脱への到達を祈りました。
十一面観音縁日祈祷
日時 2024年3月19日(火)午前9時開白
(今月は縁日当日の20日は春分の日に当り彼岸会と重なるため、
前日参りとして19日に厳修します。)
場所 青蓮庵道場
内容 十一面観音法ならびに理趣三昧法会 厳修
- 午前9時より 開白の座
- 正午より 理趣三昧法会
- 午後3時より 結願の座
結願の御報告
本日の十一面観音縁日祈祷、結願致しました。
今回の修法では、かねてから個人的に感じていた、十一面観音が天の水、
本質の水を地上に降ろすという働きを改めて強く感じました。
これは特に白山の本地仏たる十一面観音に感じる働きのようにも思います。
私の白山を起点とする20年来の「水巡り」のお参りとも呼応しているのだと思います。
そして、新たな「青蓮庵」の場を得た今、この「場」に十一面観音の働きによって天の水を導く
「柱」を建立することなのだということを強く感じました。
この「柱」は、天と地を繋ぐ龍の働きとも重なり、また天と地を結びつけるククリヒメ
(菊理媛)さんの働きとも重なるのだろうと思います。
これまで、白山-若狭-貴船・上賀茂・清水寺-東大寺二月堂-龍穴神社・丹生川上神社
-玉置神社-伊勢-白山
と巡る「水巡り」のお参り全体を通じて行ってきた、十一面観音を通じて本質の水を地上に降ろし、
多羅菩薩を通じてこの水を衆生に廻らす作業を、この「青蓮庵」を軸に更に深めて行くのが
これから為すべきことなのだろうと思います。
言わば、十一面観音の垂直の流れと、多羅菩薩の水平の流れによって「本質の水」を衆生、
この世、そして法界全体に巡らすという作業を、これまで重ねてきた巡礼と共に、
「この場」を軸として深めていくという事かと思います。
この青蓮庵という場をどのように開いていくべきなのか、昨秋の移転以来ずっと考えているのですが、
全ての基礎となるのが上記のような作業なのだろうということを、本日強く感じました。
多羅菩薩縁日祈祷
日時 2024年3月18日(月)午前9時開白
場所 青蓮庵道場
内容 多羅菩薩法ならびに理趣三昧法会 厳修
- 午前9時より 開白の座
- 正午より 理趣三昧法会
- 午後3時より 結願の座
結願の御報告
(午後5時10分更新) 本日の多羅菩薩縁日祈祷、午後4時45分頃結願致しました。
本日は大阪市内よりご参拝頂きました。遠路ようこそお参り頂きました。
天気には恵まれたものの風は冷たく時折強く吹き付けるような天気でしたが、
本日の多羅菩薩様は春の日差しのように温かい笑顔でした。
本日の縁日祈祷は、朝と夕の多羅菩薩の行法と正午からの法要とを厳修致しましたが、
法要では本尊多羅菩薩と共に当庵鎮守の諸大明神を供養致します。
それら明神様の中でも、奈良の三輪山の三輪明神と石川・福井・岐阜の各県にまたがる霊峰白山の
白山権現は当庵にとって大きな柱となられている神様方です。
本日は特に白山権現の存在が大きくクローズアップされた日でもありました。
日本で密教の修行を行う場合は、仏教の諸仏諸菩薩をご供養すると共に、
日本古来の諸大明神を供養し、この日本という場をお借りして修行を行許可を頂き、
この場で修行させて頂けることに感謝を捧げます。
本日は、仏道修行に於いても日本の神々に見守られ支えられてその修行が成り立っているということを
改めて感じる一日でありました。
十一面観音縁日祈祷
日時 2024年2月20日(火)午前9時開白
場所 青蓮庵道場
内容 十一面観音法ならびに理趣三昧法会 厳修
- 午前9時より 開白の座
- 正午より 理趣三昧法会
- 午後3時より 結願の座
当日経過報告
- (午後2時更新) 本日の十一面観音縁日祈祷、開白の座、続いて理趣三昧法会
終了しました。
修法を修しながら実感として思うのは、我欲や貪瞋痴(とん・じん・ち; むさぼる心、感情にまかせた怒り、本質を理解しない愚かさ)といった煩悩は 小さな「我」に囚われた人間のどうしようもない性(さが)かも知れませんが、 本来実在しない「我」への囚われからの解脱を目指して修さずにおられない 衝動はいわば宇宙の性、宇宙の本能なのではないかということです。 私たち密教行者も、密教や仏教に限らず世界中で連綿と積み重ねられている 宇宙の本質を目指そうとする、いやむしろ取り戻そうとする営みは、 宇宙の本能に突き動かされてそうせずにはいられない衝動なのかも知れません。 - (午後4時50分更新) 結願の座 終了しました。本日一日の十一面観音縁日祈祷を通じ、 所修の本尊・十一面観音を御供養し、一切衆生の身体健全・息災延命を祈り、 また当会施主様の祈願を十一面観音にお伝え致しました。 そして本日も、修法を通じて恩師ニチャン・リンポチェの頓證菩提をお祈りいたしました。
多羅菩薩縁日祈祷
日時 2024年2月18日(日)午前9時開白
場所 青蓮庵道場
内容 多羅菩薩法ならびに理趣三昧法会 厳修
- 午前9時より 開白の座
- 正午より 理趣三昧法会
- 午後3時より 結願の座
当日経過報告
- (午前11時45分更新) 多羅菩薩法 開白の座、終了しました。
本日の多羅さんも温かく微笑んでおられます。
修法中、当庵本尊・多羅菩薩図像を賜ったニチャン・リンポチェが2月14日に入寂されたとの報を受けました。 本日の修法を通じ、リンポチェの追福菩提をお祈りいたします。 - (午後5時20分更新) 本日の多羅菩薩縁日祈祷、
理趣三昧法会ならびに多羅菩薩法 結願の座終了しました。
第二座は急遽理趣三昧法会と致しました。
本日の三箇座の修法を通じ、本尊多羅菩薩を供養しまた願主様の御祈願をお伝えしました。 そして本日は庵主と多羅菩薩を繋いで下さった恩師であるニチャン・リンポチェの入滅の報せを受け、 多羅菩薩にリンポチェの追福菩提をお祈りいたしました。
多羅菩薩との出会いがなければ、今の密教行者としての私も無かったかも知れません。 改めてニチャン・リンポチェの冥福をお祈りすると共に、私もリンポチェの志を受け継ぎ、 自らの菩提心を新たにし、たゆまず修法を重ねて参りたいと思います。
当庵では当分の間、常のお勤めの中でリンポチェの御供養を続けて参ります。
星供
日時 2024年2月4日(日) 午前12時開白(2月3日(土)から変更になりました)
場所 青蓮庵道場
内容 星供如意輪観音法 三箇座厳修(スケジュールが変更になりました)
- 午前12時より 開白の座
- 午後3時より 第二座
- 午後5時より 結願の座
節分と立春は旧暦の大晦日と正月に当ります。
伝統的な暦における新年を迎えるにあたり、星供を厳修し、
密教占星術において人びとの吉凶禍福を支配すると言われる北斗七星・九曜・十二宮・二十八宿の
各星宿を供養し、新たな一年の無病息災と増長福寿を祈ります。
この修法は節分の日に修すことが通例ですが、本年は急な法務の都合により当庵では
立春の日に執り行います。
星宿を供養するには北斗供・本命星供・属星供など様々な修法がありますが、
当庵では本尊・多羅菩薩は観音の変化身であり、また併せて如意輪観音を
勧請していることもあり、北斗七星を統べると言われる如意輪観音を窓口として
如意輪観音法を厳修し、併せて各星宿を供養致します。
星供の詳細は「星供について」をご覧下さい。
星供での御祈祷をご希望の方は、願主様の氏名・ふりがな・生年月日・住所
・連絡先(電話・E-Mail)を添えて当庵までお申し込み下さい。
生年月日を元に願主様一人ひとりの吉凶を支配する星(本命星・元辰星・当年星)を求め、
併せて各星宿を供養して願主様一人ひとりの無病息災と増長福寿を祈ります。
願主様には御祈祷のしるしとして、星供祈祷札を授与致します。
詳細は当庵までお問い合わせ下さい。
お申し込み・お問い合わせ先:
真言宗単立寺院 青蓮庵
電話/FAX: 075-432-8250
E-Mail: jikan★shoren-an.com
(★を@に置き換えて下さい)
当日経過報告
- (午後2時20分更新) 急な法務等の都合で、日程の変更ほか直前のスケジュールの変更、
お詫び申し上げます。
午後2時10分、本日の星供・如意輪観音法 開白の座終了しました。本日の京都は昨夜の雨も上がり、 堂内には明るい日差しが射しています。 普段修している多羅観音とも十一面観音とも違い、 如意輪観音さんの世界は金色の世界に感じられます。 - (午後4時55分更新) 午後4時50分、星供・如意輪観音法 第二座終了しました。 この後引き続き、結願の座厳修致します。
- (午後7時更新) 午後6時35分、本日の星供 結願の座終了しました。
本日一日、三箇座の星供・如意輪観音法の修法を通じて、当庵施主の皆様と 有無両縁の全ての方々の家内安全・身体健全、そして今年一年が穏やかな年となるよう 祈念致しました。また、この度の能登半島地震の震災で犠牲になられた命の追福菩提と、 被災者の方々が一刻も早く心の安寧を取り戻せるようお祈り申し上げました。
十一面観音縁日祈祷
日時 2024年1月20日(土)午前9時開白
場所 青蓮庵道場
内容 十一面観音法 三箇座厳修(事情により各座の開始時間を変更しました)
- 正午より 開白の座
- 午後2時より 第二座
- 午後4時より 結願の座
当日経過報告
- (午後1時15分更新) 午後1時、十一面観音縁日祈祷 開白の座終了しました。
- (午後2時45分更新) 午後2時40分、理趣三昧法会終了しました。
- (午後6時15分更新) 午後4時50分、十一面観音縁日祈祷 結願の座終了しました。
当庵の十一面観音縁日祈祷では、白山の本地仏である十一面観音を勧請して修法しています。 本日は当会本尊・十一面観音の御供養、施主様の御祈願と共に、白山のお膝元である石川県で起こった 能登半島地震の物故者の方々の菩提と早期復興を祈念致しました。 この御供養と復興祈願は今後も続けて参ります。
多羅菩薩縁日祈祷
日時 2024年1月18日(木)午前9時開白
場所 青蓮庵道場
内容 多羅菩薩法 三箇座厳修
- 午前9時より 開白の座
- 正午より 第二座
- 午後3時より 結願の座
当日経過報告
- (午前11時5分更新) 午前10時55分、多羅菩薩縁日祈祷 開白の座終了しました。
今年最初の多羅菩薩縁日祈祷、本日の京都は朝から雨模様ですが寒さは和らいでいます。 - (午後1時更新) 午後0時45分、理趣三昧法会終了しました。
多羅菩薩御宝前にて理趣経一巻と、当庵にお祀りする諸仏諸神の真言を読誦し、 本尊多羅菩薩を初め諸尊を御供養いたしました。 - (午後5時30分更新) 午後4時45分、本日の多羅菩薩縁日祈祷 結願の座終了しました。
本日の多羅菩薩さまは殊の外端正なお姿に見えました。 雨のせいか周囲も静かで、この静かな空間でじっくり多羅さんと向かい合えることを 改めて有り難く思いました。
修法の一座一座は、解脱に向けて薄皮を一枚一枚剥いでいくような気の遠くなるような 作業の積み重ねですが、その道のり自体もまた喜びを感じられるものなのだと改めて実感した 本日の縁日祈祷でした。
2024年(令和6年)修正会
日時 2024年1月1日(月)午前0時開白
場所 青蓮庵道場
内容 多羅菩薩法 並びに 理趣三昧法会 厳修
- 午前0時より 多羅菩薩法
- 正午より 理趣三昧法会
- 午後3時より 十一面観音法
また併せて、新年のご祈願・ご供養を承りますので、ご希望の方はメールあるいは電話・FAXにて お申し込み下さい。
当日経過報告
- (12/31午後11時45分更新) この後日付の変わる午前0時より、 修正会 開白の座・多羅菩薩法厳修します。
- (午前1時20分更新) 午前1時10分、多羅菩薩法 終了しました。 本尊多羅菩薩を供養し、悉地成就・諸願成就を祈念しました。
- (午後2時10分更新) 午後0時35分、理趣三昧法会終了しました。
- (午後5時更新) 午後4時、修正会結願の座 十一面観音法終了しました。
新しい仏堂で迎える初めての正月となりました。 参拝の方々をお迎えできる空間で修法できること有り難く思います。 益々精進して参りたいと思います。
さて、修法終えてすぐ京都でも地震の揺れを感じました。 揺れの大きな地域の皆さんのご無事をお祈りしております。