水巡りの記

2016年1月26日 若狭

今回のお参り地点(HOLUX ezTour for Loggerにて作図。)

昨年(平成17年)8月5日以来の久しぶりの若狭へのお参り。

天徳寺の瓜割りの水は足繁くお参り・水汲みに伺っていたが、このところなかなか若狭に向かう機会がなく、瓜割りの水に飢えていたところだった。

寒波のため京都市内の朝の最低気温は-4℃前後。雪道の危険などの「魔」から護らんと、長柄の錫杖を持参することにする。

5:48嵯峨出発。昨夜は降雪も無かったようなので、鯖街道経由で若狭に向かう。天気は快晴。途中付近は気温-8℃。路面は乾いている。

天徳寺 瓜割の滝

(写真をクリックすると大きなサイズで表示します。)

9:30頃天徳寺着。まずお参り。鳥居までのアスファルトの道は昨日の昼に融けた雪が凍っている。参道はせいぜい3-4cmの積雪。歩くのに全く問題ない。錫杖は良い感じ。シャンシャンと鳴らしながら進むと、その音で道が開ける感じ。まさに魔除け。森の中、滝周辺は他に人がいなくて静か。

瀧の前にて、心経一巻、十一面観音・諸龍・、善如龍王の真言を唱え、水を宇宙に廻らす。


瓜割りの水、気温より暖かい。滝からうっすら湯気が上がっている。

水場で水を汲む。飲んで、これこそが「水」だと思う。

10:30頃出発。鵜の瀬に向かう。途中、農産物の直売所「水土里直売所」(小浜市上野)で野菜・梅干しを購入。安い。

鵜の瀬

鵜の瀬手前の川沿いの道、日陰は圧雪が融けずに残っており、危うくスリップしそうになる。 まず白石社にお参り。椿の倒木は片付けられていた。きれいになって良かった。


続いて鵜の瀬に下りる。注連縄の張ってある岩肌、女神の中に入っていくヴィジョン。那智の滝を思い出す。いつか、鵜の瀬から那智へ向かうコースも行ってみたい。水の道の北端と南端。その水の道を龍が自由に行き来するヴィジョン。

折からの寒さで、水面には薄く氷が張っている。

若狭彦神社

次に若狭彦神社お参り。参道は几帳面に50cm程の幅に雪がはかれている。

本殿前、キリリとした澄んだ空気。錫杖も良い感じ。

若狭姫神社

次に若狭姫神社。上社と違い、空気は柔らかくやや暖かい。



本殿前、たくさんの宝珠をイメージしつつお参り。

向かって左手奥の井戸はパイプが凍って水が出ない。まあ、いい。

小浜市内・八百比丘尼入定窟

お参り終わって11:15くらい。小浜の若狭フィッシャーマンズワーフにて昼食。冬の平日ということで客はまばら。食後、店内や裏手の船着き場をうろうろ。船着き場に白黒鉢割れのネコがいる。可愛い顔。手足が短い?

いつも立ち寄る石窯パンの郷こころは定休日。定休は月・火、他に不定休もあるとか書いてある。ちょっと残念。


八百比丘尼入定窟お参り。


洞窟もさることながら、その上の岩山に目がいく。

今回のお参り、「これで良し」という感じ。とにかく久しぶりにお水を頂けたことが嬉しい。

帰路、山神橋経由でソラノネ紀伊国屋に向かう。が、ソラノネは冬期休業中とのこと。クリスマス前後から2月一杯まで休みとのこと。残念。

道の駅「藤樹の里あどがわ」へ。一通り見てコンビニで飲み物を買い、出発。

ソラノネの「紀伊国屋」の本店、ブルーベリーフィールズ紀伊国屋に行ってみる。しかし、やはりこちらも冬期休業中。

更に、「里の駅大原」に寄る。しかし、あどがわと同様、ここ数日の寒波・積雪のせいか、野菜類はほとんど出ていない。すぐき漬がうまそう。

15:45頃帰京。

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