水巡りの記

2021年12月22日 三輪山登拝

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はじめに

本日は冬至。毎年冬至恒例の三輪山登拝に向う。


<三輪山周辺地図 (Googleマップを元に作図。地図データ:© 2021 Google)

おんぱら社から大神教本院

京都市内より油小路を南下し、京奈和道、木津から奈良坂を経て東大寺前を通り、 国道169号を更に南下、大神神社大鳥居に到着。 大鳥居横の駐車場に車を駐め、まずはお祓いの神様であるおんぱら社にお参りする。


いつもきれいに手入れして下さっている方がおられる。感謝。


おんぱら社にて、お参り前にお浄めして頂くお参り。


いつものように旧参道を進み下の宮、大神教本院へ。 同じくいつものように記帳・献灯してお参り。 ちょうど職員の方が朝のお掃除中であった。


更に旧参道を進む。


改装工事中の参道ごしに三輪山を望む。

大神神社


大神神社二ノ鳥居。お正月の準備が進められている。いつもながら見事な門松。


更に参道を進み...


結界橋手前の祓戸神社にて再びお浄めして頂く。


結界橋を渡り、さらに境内を進む。


拝殿には来年の干支、寅の絵馬が掛けられている。眼が人間ぽくて独特。


丁度お参りしようとしたところで神楽の奉納が始まる。

狭井神社・三輪山登拝

狭井神社から先は登拝に集中していたため写真の撮影に関しては全く失念してしまう。

昨年は登拝受付を待つ人があまりにも多く、登拝を断念し予定を変更して伊勢神宮に向った。 今年は去年ほどは人出は多くないようなので予定通り登拝させて頂く事にする。 天気は曇り。雨がポツポツ来そうな雲行きだが、それ以上天候が悪化することはなさそう。

登拝前、まずは拝殿裏で御神水を頂く。すっきりしたお水。

二年ぶりに登らせて頂いていると、山道の感じが前と変わっている。 だいぶ手入れがなされているようで、以前より歩きやすくなっている。 道中、道のメンテナンスをされているとおぼしき方々とすれ違う。深く感謝。

登り初めてある程度たつと、一定の負荷を掛けて登り続けるのが気持ちよくなってくる。 とは言え、無理せず適宜休みながら登って行く。中腹以降、烏山椒の木が目立つ。 木肌が独特で見ようによってはブキミにも感じる。

狭井神社の登拝口からちょうど一時間ほどで山頂に至る。 山頂の聖域中の聖域である岩場と鳥居の前あたりだけ、 丸く大きくスポットライトが当っているように光が射し、上空が開いている。 鳥居前からお参りすると、頭をつままれて天に引っ張られるよう。 上方、天と繋がり、上に引かれる感覚をしばらく味わう。 上の世界に至りたいと切に思う。修すべし。精進すべし。

山頂の空気はとても気持ちが良い。納得し、さほど長居せず降り始める。

下り道は太腿に負担がかかる。帰路、モーレツにおなかが空いてくる。

帰りは山頂から50分ほど、午後1時15分ごろに登拝口に帰着。 狭井神社に帰着のご報告のお参りの後、再び御神水を頂く。身体にしみるよう。

狭井神社からいつものように若宮さんへ向う。

若宮社(大直禰子神社)


 若宮社。若宮さんと併せ(お像はかつてここにあった)十一面観音さんにご挨拶。 向って左手の橘に沢山実がなっている。非時香菓。


最後に再び二ノ鳥居前にて大神神社・三輪山にご挨拶。

終わりに

お参りを終えていつものように橿原市内のうどん屋へ。空腹にうどんのお出しがしみる。 食後、うどん屋近くの食パン専門店にて食パンを購入。 冬至に「ん」のつく食べ物が縁起が良いとのことで、昼食に「うどん」「てんぷら」を頂き、 食後には「食パン」と地元農産物の直売所にて「みかん」を買う。

今回は二年ぶりの三輪山登拝であったが、身も心もすっきりとしたお参りだった。 そして山頂で天に向って頭を引っ張られる感覚が忘れられない。更に修すべし。精進すべしと改めて思う。 また、常に登拝の山道をはじめ境内を手入れして下さっている方々に改めて感謝申し上げたい。

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