水巡りの記

2020年2月9日 大神神社・檜原神社・笠山荒神社お参り、ならびに京都市動物園のライオン・ナイルさんお見送り

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はじめに

今回は、自分にとって最も親しみ深い神様である三輪山の大神神社に今年最初のお参りをすると共に、前回の伊勢神宮へのお参りを受けて同じく三輪山山麓に位置し「元伊勢」の最初の地である檜原神社にお参りする。更に今回初めて、三輪山の北東方向の裏手にある笠山荒神さんにお参りすることにする。

また奈良でのお参り後、去る1月31日国内最高齢である25歳で亡くなったライオンのナイルさんのお見送りの為に京都市動物園を訪れることにした。

大神神社


<朝8:30過ぎ、大鳥居横の駐車場に到着。天気は快晴。>


<まず祓戸の神様である綱越神社、別名おんぱら社にお参り。>


<扁額の字体が面白い。>


<いつものように一の鳥居をくぐり古来の参道を進む。>


<「下の社」大神教本院にお参り。昇殿させて頂くとおばあちゃんの家に帰ってきたような懐かしさを感じる。>


<朝日の射す二の鳥居をくぐり更に参道を進む。>


<拝殿にてお参り。拝殿前より三輪山山頂の方角を望む。>


<爽やかな天気です。>


<大神神社の御神縁の日である卯の日にちなむ撫でウサギ。かわいらしい。>


<紅梅が青空に映える。>


<続いて三輪の神様の荒魂を祀る狭井神社にお参り。裏手の薬井戸にて御神水を頂く。>


<参道横の弁才天さんにお参り。裏手の木々が朝日でまぶしい。>


<狭井神社から大直禰子神社へ向かう。空気が澄んでいて、麓の町並みが近く見える。遥かに二上山を望む。>


<大直禰子神社、別名若宮社にお参り。続いて本殿横で龍さんのご供養をし、今はお像は聖林寺に移られているこの地ゆかりの十一面観音様のために観音経偈文をお唱えする。眼には見えないが観音様は今もここにおられると感じられる。>


<休日のため参道は賑わっている。普段は空いている時を狙ってできるだけ平日にお参りしているので珍しく感じられる。>


<再び大鳥居にもどり、笠山荒神社に向かう。>

檜原神社

大神神社の北約1km、三輪山の山裾に檜原神社が鎮座する。伝説によればこの地は崇神天皇の御代に天照大御神が宮中より初めて移され豊鍬入姫命(とよすきいりひめのみこと)に託されて祀られた「倭笠縫邑(やまとかさぬいのむら)」とされる。豊鍬入姫命の後を継ぎ倭姫命が天照大神の御杖代として大和国から諸国を廻り、最終的に伊勢国に皇大神宮(伊勢神宮内宮)を創建したとされる。この倭姫命の巡幸の間に天照大神が祀られた地を元伊勢と称するが、この檜原神社は言わば元伊勢の筆頭に当る。


<10:30頃、檜原神社到着。天照大御神を祀る。お参りは久しぶり。>


<特徴的な三つ鳥居。>


<遠く二上山を望む。>

笠山荒神社

檜原神社から山中に入り車で約15分、笠山荒神社に到着。予め地図で確認し、車で行きやすい裏参道入口の広い駐車場側に向かうつもりだったにもかかわらず、なぜか表参道側に着いてしまう。小さいながらも駐車スペースはあったので一安心する。


<向かって左手に閼伽井不動尊。>


<まずは荒神さんに向かい、後ほどお不動さんにお参りすることにする。>


<静かな参道を進む。笠山荒神さんは今回初めてお参りするが、こんなに立派な参道があるとは思わなかった。熱心な崇敬者が沢山おられるのだろう。>


<更に参道を進む。厳かで良い空気。>


<山頂にある荒神社。>


<高野山の荒神前作法に則りお参りさせて頂く。>


<爽やかな青空。>


<お参り後、裏参道から一旦出て「笠そば処」にて昼食を頂く。裏参道は表参道と全く雰囲気が変わる。昼食後再び裏参道から表参道へと戻るが、本殿前を挟んで裏参道側は俗世間から連続した感じだが、本殿前から表参道側は全く異世界。今回、地図上やGoogleのストリートビューでの下見までしたにも関わらず意図に反して表参道側から入ってしまったのは、「こちらからお参りしなさい」というあちら側からの意向だったのだろうと思われた。>


<表参道入口まで戻り、閼伽井不動尊にお参り。>


<境内には不動尊の他、白龍、黒龍、弁才天さんも祀られている。今日は水が少ないが瀧場として整備されており、今も滝行をされる方々おられる様子。>


<お参り終わると明るく陽が射してくる。>


<特徴的な石灯籠。>

京都市動物園・ライオンのナイルさんお見送り

奈良でのお参りの後京都に戻り、京都市動物園へ。このお参りの数日前、去る2020年1月31日に京都市動物園のライオン、ナイルさんが亡くなっていたことを知る。ナイルさんは国内最高齢のライオンで、以前見た時その威厳ある姿に感銘を覚えていたので、その訃報を知りとてもショックを受けた。ローカルニュースでライオン舎の前に献花台が設けられていると知り、この日ナイルさんのお見送りに伺うことにした。


<ライオン舎前に到着。献花台には沢山のお花が手向けられている。>


<亡くなったお報せ。>


<ナイルさんの在りし日の姿。>


<ライオン舎を見ながらナイルさんを偲ぶ。>


<私たちにその威厳ある姿を以て誇り高く生きることを教えて下さったナイルさんに心より感謝を贈ります。>


<岡崎公園から望む雲間の青空。>

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