水巡りの記

2020年1月15日 洛北巡拝 岩戸落葉神社・大森賀茂神社お参り

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昨年末12月26日の洛北巡拝を受けて、 更に北山三村の一つ小野郷・大森の大森賀茂神社にお参りする。

京都市内から周山街道を北上するが、高雄を過ぎた当たりから雨が降り始める。 バイクでの移動でもあり冷たい雨で、日を改めようか迷いながら進む。

小野郷までたどり着き、まずは前回初めてお参りした岩戸落葉神社にお参り。 ここは周山街道から入ってすぐ。 御祭神は由緒書には「天御衣織女稚姫神、弥都波能売神、瀬織津比咩神の三神を祀る」とあるが、 本殿の札には「稚日女神 弥都波能売神 瀬織津比咩神」とある。摂社は落葉姫命をお祀りする。


<岩戸落葉神社>


<岩戸落葉神社 由緒書>


<本殿の御祭神を示す札>


<摂社の御祭神を示す札>

更に雨がひどくなってくるが、地図で見ると大森賀茂神社はここから10分足らずのようなので 向かうことにする。

大森地区に向かう道を進み大森西町と大森東町の分岐を東に進むと、 間もなく右手に鎮守の森が見えてくる。 結構雨が降っているが、木立に入るとやや雨がしのげる。 参道を進むと本殿正面のつり灯籠が目を惹く。 底面には上賀茂・下鴨神社でも見る二葉の紋がレリーフになっている。 御祭神は瀬織津姫さん。摂社に闇淤加美神の貴船神社と惟喬親王を祀る惟喬神社。 やはり水に関わる神様ばかり。またここ小野郷・大森は惟喬親王最後の隠棲の地とあって 惟喬親王も祀られている。

お参り終わった途端、雲が薄くなり日が射してくる。 まさかと思い、神様からの「お返事」に嬉しくなる。 神縁・仏縁は外見ではない。自分なりの神ほとけの道を進んでいこうと思いを新たにする。


<大森賀茂神社>


<鳥居の額は「大森加茂神社」表記になっている>


<参道を進むと神楽殿と本殿が見えてくる>


<小ぶりでかわいらしい狛犬>


<本殿正面の吊り灯籠が目を惹く>


<吊り灯籠底面の双葉の紋>


<大森賀茂神社 由緒書>


<前身の堕川御上神社の遥拝所>


<お参り終わると雲間から陽が射してくる>

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